ブレている軸を整える?丹田の場所ってどこ?
こんにちは!小豆島のヨガインストラクターのMOMOYOです。
突然ですが、皆さんは丹田という言葉をご存知ですか?ヨガのレッスン中にも「丹田に力を入れて」「丹田を意識して」と、何かと耳にすることの多い言葉なのではないでしょうか。
今日は、鍛えると心身に良い効果がたくさんある丹田の意識の仕方と、その鍛え方についてお伝えしていきます。
ところで、そもそも丹田が身体のどこにあるのかを皆さんはご存知ですか?
丹田とは、一般的におへその下の下腹部のあたりを指します。おへその下、指3本分の場所にあるとも言われています。東洋医学の世界では、「丹」は不老不死の薬、「田」はこれを生産する土地を意味していて、ここが整うことにより、健康になることができると言われているそうです。
鍼灸治療に行った時に、おへその下にお灸を据える事も多いですよね。人間の身体の軸であり、エネルギーの貯蔵庫と言われている丹田が冷えると、軸がぶれたり、心身の不調があらわれてしまう原因となります。
丹田を意識するメリットとは?
ヨガの練習時だけでなく、日常生活を心地よく過ごすためにも大切な身体のパーツ、丹田。
丹田を意識するとどんなメリットがあるのでしょうか?主な効果を3つご紹介していきます!
インナーマッスルが鍛えられ、引き締まった身体になる
丹田を意識してヨガポーズを取ったり、丹田に力を入れた呼吸は、お腹に力を入れたままおこなうので体幹が鍛えられ、引き締まった身体作りに役立ちます。また、深い呼吸により全身に血液が送られ、血行が良くなり、代謝アップも期待できます!
自律神経のバランスが整う
背骨を通っている自律神経。その近くにあり、身体の中心部にある丹田を意識すると、交感神経と副交感神経のバランスが整うと言われています。お腹に力を入れて、胸のもっと奥にある横隔膜を上下させながら深い呼吸をおこなう丹田を意識した呼吸は、心身バランスが乱れやすい現代人にとって、簡単にできるセルフメンテナンス法だと言えまるでしょう。
ひとりひとり、体質によって苦手な季節があると思います。季節の変わり目など、自分が乱れやすい時期に丹田を意識した生活を送ってみるのも、心地よく生きるための術のひとつと言えるでしょう。
意識を自分の内側に向けやすくなる
ヨガのポーズ中や日常生活の中で丹田を意識することによって起こった変化、個人的にはこれが一番大きいと感じています。普段私たちは目が外についているおかげで、身の回りで起きている外側の状況に意識が向いてしまい、情報に振り回されて、心が乱れる事もありますよね。
丹田を意識してお腹に手をあてて、自分の内側にチェックインしていくような感覚を身につけることにより、徐々に今ここに生きている自分に意識を向けることができるようになります。
丹田の鍛え方とおすすめのヨガポーズ
上に挙げたメリット以外にも、丹田を鍛えることにより、心身にとって良い効果が期待できます。今から気軽にできる簡単な丹田の意識方法と、おすすめのヨガポーズを2つ、ご紹介します!
最も簡単な丹田意識方法、それはズバリ骨盤を立てて座ること!
実は最も簡単な鍛え方は、座り方を意識することなのです!骨盤底筋や内臓を上に持ち上げる様に意識をすること、それだけでも十分に丹田を感じ、鍛えていくことが可能です。
骨盤が後ろに倒れて猫背になったり、腰が反って骨盤が前に倒れると丹田周りの筋肉も歪み、全身のバランスが崩れます。ヨガの安楽座の姿勢をとって、お尻からお腹にかけて内臓をキュッと上に引き上げる意識をして座り、ゆっくりと、深い呼吸する。それだけでも十分に効果を感じられると思いますよ!
おすすめヨガポーズ1・ビラバドラアーサナ(英雄のポーズ1番)
- 山のポーズから片方の脚を大きく一歩後ろに引き、後ろ足の爪先を斜め45度外側に向けた状態で着地させます。
- 後ろに引いた脚側のお尻を前に押し出し、前の足の付け根を後ろに引きます。
- 前に見えない壁があるのをイメージして、骨盤をその壁と並行になる様にセットします。
- 息を吸いながら両手を頭上に上げていきます。合掌しても、バンザイでもどちらでもOKです。
- 骨盤底筋から何かを吸い上げるような意識で、内臓を上に持ち上げるように丹田に力を入れます。
- 吐く息で前足を踏み込みます。かかとの上に膝が来る位置まで曲げてみましょう!
このポーズのコツや効果についてもっと詳しく知りたい方はこちらから!
おすすめヨガポーズ2・ナバアーサナ(船のポーズ)
- マットにお尻をつけて座り、体操座りをつくります。
- 坐骨の上に真っ直ぐ骨盤を立てて座り、背骨を真っ直ぐにして姿勢を正します。
- 両手の指でピースサインを作り、足の親指を引っ掛け、手の親指でもさらにくるむようにして親指をロックします。
- 片足ずつで良いので、ゆっくりと両足を持ち上げていきます。
【ポイント】前ももとお腹をくっつけるイメージで、丹田と足の付け根に力をいれましょう! - 膝からかかとまでがマットと並行になるところまで来たら動きを止めます。
- そのまま呼吸を続けてもOK、手を離せる人は前ならえをするように手を伸ばします。
- さらに頑張れそうな人はかかとを天井へ向けていくように膝を伸ばしていきます!
このポーズのコツや効果についてもっと詳しく知りたい方はこちらから!
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