40年以上ヨガの実践者であり指導資格を持つ母親のもと育つ。雑誌やTVCMなどメディアに多数出演するほか、毎年行われる大型ヨガイベントやセミナーにて、メイン講師として数多く講座を行う。長年トップインストラクターとして活躍する傍ら、若手インストラクターの指導育成にも携わる。
2021.3.31
ヨガに出会ったのは、実は母のお腹にいる頃から。母はとてもヨガに熱心で、毎日家でヨガをやっていました。そのため子供のころからヨガはとても身近な存在だったんです。
実際に自分がヨガを始めたのは14歳くらいのとき。私はその頃モデルのお仕事をやっていました。「もっと周りに負けないような魅力をつけたい!」と思ったとき、母がやっていたヨガを思い出したんです。そこからモデルのお仕事の一環として、内面も外面も美しくなれるヨガを始めました。
19歳くらいからは、モデルのお仕事の一環というよりも、ヨガが好きで本格的に学ぶようになりました。日本でも大手ヨガスタジオがホットヨガのレッスン開始したり、ヨガフェスタが始まったりと、日本でもヨガが定着し始めていたんです。
その頃、ふとしたときに地元の求人雑誌にヨガの講師募集があったんです。どうやら地元でヨガスクールがオープンするようで、そこのオープニングスタッフが募集のようでした。
当時どんどんヨガのことが好きになっていたので、「ヨガの講師になったら、仕事もプライベートも、すべての時間をヨガに使える!」と思ったのが講師になったきかっけです。スタッフ募集は1回落ちていたのですが、どうしても働きたい思いを伝えたところ、2回目の面接で採用の連絡をいただき、そこからモデルのお仕事はやめて、ヨガ講師としての人生が始まりました。
趣味としてヨガを練習するのと、仕事として・講師としてヨガを教えるのは、思っていた以上に異なりました。趣味で楽しむ分にはヨガを「する」ことがメインだったのですが、講師になった途端、ヨガのやり方をレクチャーしたり、何かを「伝える」ことがメインに変わりました。
ヨガに自分のすべての時間を捧げる、という意味合いでは同じですが、「やる」のと「伝える」ことは全くの別物ということに、講師になって1年くらいで気づき始めて…。講師として成長すれば、自分の時間が減ってしまっていたので、自分のためのヨガの時間を捻出するのは、とても試行錯誤していました。
そうですね、当時やっていたヨガはメソッドが長く、一つひとつのポーズを極めていくスタイルでした。そのため一つのポーズで一時間半くらいかかる上に、スタジオに行くことが前提です。
時間を作って継続するのが難しいな、と思っていた時に、いまやっているスタイルのヨガに出会いました。自宅で、自分のペースで練習するためのヨガなのですが、ここでようやく自宅で練習するためのヨガと、スタジオで極めるためのヨガは少し別物なのだと気づきました。
それ以降わたしのレッスンでは、スタジオで練習したものを家に持って帰ってもらえるようなレッスンになっています。
ヨガをすることで、何を得たいのかは人によって異なると思っています。ボディメイクをしたい人、運動不足を解消したい人、考え方を変えたい人など、本当に千差万別です。なので、一人ひとりが持ち帰りたいと思ったものを持って帰れるようなレッスンができるように意識しています。これからもわたしのヨガの経験や人生を通して、レッスンに参加してくれている人が持ち帰りたいものを伝えていきたいですね。
インタビューを終えて
クラスモールスタッフからのコメント
長くLAVAでトップインストラクターであり、LAVAのCMモデルもされていた芥川舞子先生。
現在は、《おうちで》《ひとりで》できるようになるためのヨガや、「自分のためにヨガをしたい」と思うインストラクターの先生にクラスを提供されています。
初めてお会いしたときスタッフも緊張していましたが、どのような質問に対しても明確な答えをお持ちで、お考えの解像度の高さが印象的でした。さすがのご経歴と、単純に動くだけでなく知識が圧倒的に深い先生なのだと思いました。
舞子先生は現在スタジオ所属はなく、自己開催のみ。オンラインレッスンはほぼ、クラスモールだけで開催の貴重な機会です。少人数制のレッスンを中心に。ワークショップなどもあり、しっかり学びたい方におすすめです。
Photo by = Yoshihito Ozawa ( @ozawayoshihito )
Hair and Make-up by = Chie Ogusu ( @chieogusu )
Studio = GalleryJinnan