子供向けのヨガ「キッズヨガ」についてご存知ですか?
最近よく聞くようになったキッズヨガですが、ただ運動不足の解消となるだけではありません。
子供の身体的、精神的な成長を促すツールとして習い事にとてもおすすめです!
この記事では、キッズヨガの効果と、お家で簡単にできるポーズをいくつかご紹介します。
キッズヨガとは?
日本では、ヨガといえば「女性の趣味」としてイメージされることが多いですよね。
しかし、欧米諸国ではヨガは学校の授業にも導入されています。
この子供向けにアレンジされたヨガを、「キッズヨガ」と呼びます。
ヨガには「体を柔らかくする」以外にも、「子供の成長を促す」「精神を安定させる」など身体面、精神面の両方にとって嬉しい効果がたくさんあります。
ストレス過多になっている子供や、運動不足になっている子供が急増している今、キッズヨガは心と身体の問題をどちらも解決してくれるツールとして、注目されています。
ヨガは「人と比べないこと」を大切にしており、激しい運動でもないため運動嫌いな子供でも自分のペースで取り組むことができます。
また、近年日本では学校に行けない子供が増えていますが、そのような精神的に不安定になっている不登校児童などにもおすすめです。
キッズヨガの身体的効果
公園などの遊ぶ場所が減っており、運動不足な子供が増えている現代社会で、ヨガはお家でも手軽にできる運動としておすすめです。
ヨガをすることで実際にどんな身体的効果があるのか詳しく見ていきましょう。
- 柔軟性の維持
ヨガは柔軟性を維持する最良の方法だと言われています。
子供は小さいうちは体が柔らかいですが、柔軟性を維持するような運動を全くしていないと小学校4~5年生になる頃からどんどん体が硬くなってしまいます。
柔軟性を上げることで怪我をしにくくなったり、筋肉への負担が減るなどメリットがたくさんあります。
- 体幹を強化
ヨガには様々なポーズがあり、体幹を鍛えることもできます。サッカーの長友選手なども、ヨガを取り入れていることで有名ですよね。
柔軟性や体幹は、どんなスポーツにとっても重要な基盤となります。すでに何かスポーツを習っている子供にもヨガは有効です。ヨガを取り入れて体の基盤作りをしてあげましょう。
- 子供の健康的な成長を促進
ヨガは子供の健康的な成長を促すのにも有効です。
現代では、ゲームやスマホなどの影響で姿勢の悪い子供が増えています。これは、体の筋肉が十分に発達していないこと、特に体幹が鍛えられていないことが原因と言われています。ヨガをすることで、体の筋肉をバランス良く鍛えることができ、子供の姿勢改善に繋がります。
さらに、ヨガは骨の強度を高める効果もあります。骨の強度は骨折や骨粗しょう症の予防に役立ちます。
子供の頃からヨガで体をバランス良く鍛えてあげることで、大人になってからも腰痛や肩こりなどの問題を引き起こしにくくなります。
キッズヨガの心的効果
ヨガが他のストレッチや体操などと違う点はどこでしょうか。
それは、「自分の心や自分自身にフォーカスする」という点です。
ストレッチや体操などは身体能力の向上に重点を置きます。また、体操はオリンピックの種目にもあるように、競う相手がいますね。
しかし、ヨガでは「人と比べない」ということを大切にし、自分自身の変化に目を向けさせます。
そのため、ストレッチや体操では得られない、ストレス軽減やリラックス効果などの心的効果があります。
- ストレス軽減
「ストレス社会」と言われる現代ですが、ストレスを感じる原因の一つに「休む時間が少ないこと」がありますよね。常に忙しい大人を見て育つ子供も休息の仕方を学べないまま成長してしまいます。
ヨガでは必ずリラクゼーションの時間を取ります。これにより通常よりも深くリラックスすることができ、ストレスを緩和します。
また、ヨガでは自分を労る心を学びます。他人と比べず、自分自身を大切にしてあげる心を学ぶことで、ストレスを軽減できるようになります。
- 学習能力の向上
キッズヨガは睡眠の質を上げ、学習能力の向上にも効果があると言われています。
ヨガは、体を動かした後にリラクゼーションの時間をとることで、体をリラックスしやすい状態に導きます。これによって質の良い睡眠を取ることができ、脳の記憶力や集中力が高まり、結果として学習能力の向上が期待できます。
おうちでできるキッズヨガポーズ
体にも心にも嬉しい効果がたくさんあるキッズヨガですが、家の中で手軽にできるのもメリットです。
お家でできる簡単なポーズをご紹介するので、ぜひお子様と一緒にトライしてみてくださいね。
ヨガをする時は動作に合わせて深く呼吸をするのも忘れずに。
木のポーズ
このポーズは、バランス感覚を養い、体幹を身につけるのに効果的です。バランスポーズは転倒しやすいので、注意して行いましょう。
- 山のポーズ(気をつけの姿勢)になります。
- 息を吸いながら、両手を腰に置きます。
- 息を吐きながら、右足を左足の内側に置きます。
はじめは右のつま先は地面についたままにしましょう。
余裕があれば、地面についていた右足をふくらはぎ、または太ももにつけるようにします。 - 息を吸いながら、背筋を伸ばします。
木の幹がまっすぐ空に伸びていくのをイメージしましょう。 - 息を吐きながら、両腕を天井に伸ばします。
木の枝が空に向かって伸びていくのをイメージしましょう。 - そのまま呼吸を続けます。
何度か呼吸したら、両手を腰に下ろして、山のポーズ(気をつけの姿勢)に戻ります。 - 反対の足で繰り返しましょう。
ぬいぐるみのポーズ
大人のヨガでは「立位前屈のポーズ」と言います。キッズヨガはポーズ名がかわいいのも特徴です。
このポーズでは足の裏側をストレッチします。また、心を落ち着けるのにも効果的ですよ。
- 山のポーズ(気をつけの姿勢)になります。
- 息を吸いながら、両腕を空に向かって伸ばします。
- 息を吐きながら、膝を曲げて両手を床の方に伸ばしましょう。
- 息を吸いながら、肘と肘を持ちます。
- 息を吐きながら、頭の力を抜き、前屈を深めていきましょう。
- そのまま呼吸を続けます。
- 何度か呼吸したら、両手を腰に置きます。
- 息を吸いながら、アゴを胸に引き寄せて、背中を丸めながらゆっくり起き上がってきましょう。
風船の呼吸
こちらはリラックスをするための呼吸法になります。ストレス緩和にも効果があります。
発表会など、子供にとって緊張するようなイベントの前にできるように教えてあげると良いですね。
お腹を、膨らんだりしぼんだりする「風船」だとイメージします。イメージに集中して、呼吸をしてみましょう。
- 楽な姿勢で座りましょう。
- 両手をお腹の上に置きます。
- 息を吸う時、お腹にたっぷり呼吸を入れます。
この時、風船が大きく膨らむのをイメージします。 - 息を吐く時、お腹をへこませていきます。
この時、風船が小さくしぼんでいくのをイメージします。 - これを何度か繰り返しましょう。
キッズヨガを新しい習い事として始めてみませんか?
キッズヨガは、子供にとって心にも体にも嬉しい効果がたくさんあります。
ただ運動不足を解消するだけではなく、運動能力や身体機能を向上させます。
また、キッズヨガで上手にリラックスできるようになることで子供のストレスを緩和や子供の学習能力の向上にも期待できます。
キッズヨガを始めたいと考えている方には、classmallのオンラインレッスンがおすすめです。
キッズ専用のクラスでなくても参加できますよ。自宅からの参加なので、緊張せずに受けられますね。子供が受講する場合は、強度の低い初心者向けレッスンから始めてみましょう。ぜひ親子で一緒に参加してみてくださいね!
この機会に、子供の新しい習い事として心身に嬉しい影響が期待できるキッズヨガを始めてみませんか?