「ヨガ」の語源は「ユジュ(yuju)」というサンスクリット語。
「つながり」という意味を持つ通り、ヨガは様々なつながりを生み出す素敵な存在です。
とはいえヨガスタジオに行けば他の参加者に会えますが、体を動かすときは1人ですよね。
寂しくはないものの、「ヨガ=1人で行うもの」という印象も薄くはありません。
でも実は、家族や友人との触れ合いながら行う「ペアヨガ」なるものも存在するんです!
この記事ではペアヨガについてやオススメのポーズをご紹介します。
ぜひ家族や友人、恋人とチャレンジしてみてくださいね。
ペアヨガってなに!?
「ペアヨガ」とは、その名の通り2人で行うヨガのこと。
単純に同じポーズをとるだけではなく、2人で一つのポーズを作ったり、お互いを支えあいながら難しいポーズにチャレンジしたりします。
体に触れることが多いので、セラピー効果が高いのがポイント。
お互いの関係もとても深まりやすいです。
一緒に参加する相手は、家族でも友人でも恋人でもOK。
一種のアクティビティのようなものなので、「この人と一緒に楽しみたい!」と思う人を誘ってみましょう。
ペアヨガのメリットとは?
ヨガを行うと筋肉がほぐれ血流が高まり、肩こりや腰痛など様々不定愁訴(ふていしゅうそ)を改善することができます。
また、筋力を使うポーズを積極的に行えば、筋力アップや引き締めにも効果的。
加えて、ペアヨガには1人で行うヨガにはないメリットもあるのです!
代表的な効果をチェックしてみましょう。
- セラピー効果
「タッチセラピー」という言葉が存在する通り、肌と肌の触れ合いには高いセラピー効果があります。
具体的には不安をやわらげ心地よさを高める「オキシトシン」というホルモンの分泌が促されることで、リラックス効果が高まるのです。
- ポーズを深めることができる
ペアヨガは相手の体にもたれたり支えたりしながら行うため、ポーズを深めやすいというメリットがあります。
1人では難しい姿勢も難なくこなすことができ、より深いリラックス効果や達成感を得ることができます。
- 難しいポーズに挑戦しやすい
ペアヨガは難しいポーズにチャレンジしやすいのもポイント。
片足立ちで行うバランスポーズや難易度の高い逆転のポーズなども、支えてくれる相手がいれば安心して挑戦することができます。
- パートナーとの関係が深まる
ペアヨガは相手の体に触れながら行うことで、パートナーとの関係が深まります。
相手がポーズを取れるよう支えたり、お互いにバランスをとりながら1つのポーズを完成させたりするのもポイント。
ある種の共同作業を行うことで、家族や友人、恋人との親密度をグッと高めることができます。
ペアヨガの基本動作
- 背中を合わせて支え合う
背骨を伸ばした状態で行うポーズは、パートナーと背中合わせで行うことができます。
背中を合わせることで背骨が伸びやすくなったり、安定したりとメリットがたくさん!
相手の呼吸が伝わってくるので、パートナーの心身の状態の理解を深めることもできますよ。
- お互いの体を使ってポーズを深める
前屈×後屈など、お互いの体の重みを生かしながらポーズを深めることができます。
パートナーの体の重さを負荷にしてトレーニング要素を強めることも可能。
組み合わせ次第では、一人で行うより二人で行った方が効果が高まるポーズも少なくないのです。
- 手を繋いでバランスを取る
バランスポーズのような不安定なポーズは、パートナーと手を取り合うことで安定感を出すことができます。
お互いが同じポーズをとるもよし、違うポーズを楽しむもよし。
一人は何もポーズをせず、単純に手を貸すだけでも立派なペアヨガです。
ペアヨガにオススメのヨガポーズ
安楽座のポーズ×首ストレッチ
- パートナーと背中合わせで座り、背骨をまっすぐ伸ばす
- 両足を前に伸ばす
- 片足を外側に倒して膝を曲げ、かかとを恥骨に近づける
- 反対側の足も同様に膝を曲げ、左右のかかとと恥骨が一直線に並ぶようにする
- それぞれパートナーの右肩にもたれかかるイメージで頭を後ろに倒す
- 数呼吸繰り返す
- 4の姿勢に戻り、反対側も同様に行う
「安楽座のポーズ」は、リラックス効果や姿勢改善効果が高いポーズです。
一見座るだけの単純なポーズですが、背骨が丸まりやすかったり上半身が前傾or後傾してしまいやすいポーズでもあります。
しかし、パートナーと背中を合わせれば安定感が増すため、背骨をまっすぐに伸ばした状態をキープすることができますよ。
また、相手にもたれかかることで首のストレッチができるのも楽しいポイント。
どちらかの力が強くならないよう、バランスをとりながら行うことでパートナーとの関係性も深まります。
前屈のポーズ×伸び
- パートナーと背中合わせで座り、両足を前に伸ばす
- 両手を天井に向かって伸ばし、1人がもう1人の手首を掴む
- 手首を掴んだ人は息を吐きながら前屈する
- 手首を掴まれた人はパートナーの背中に乗るようにして上体を反らす
- 数呼吸キープする
- 2の状態に戻り、役割を入れ替えて同様に行う
「前屈のポーズ」は腿の裏側の柔軟性アップ、全身の血行促進に効果的なポーズです。
一方の「伸び」は厳密にはヨガのポーズではありませんが、胸を開くことで呼吸が深まりやすくなったり、姿勢改善をしたりすることができます。
腿の裏側が硬くて前屈が辛いという場合は、足幅を広めにとったり膝を曲げたりと負荷を軽減してOK。
自分もパートナーも気持ちよく体を伸ばすことができるよう、配慮しながら行ってみてくださいね。
チェアポーズ×チェアポーズ
- パートナーと向かい合わせで立ち、足を腰幅に開く
- お互いに両手を前に伸ばし、手首を掴みあう
- 息を吐きながら股関節を引き込み、膝を曲げて腰を落とす
- お互いに少し引っ張り合うようにして数呼吸キープする
「チェアポーズ」は下半身の筋力アップや基礎代謝アップに効果的なポーズです。
膝が前に出ないよう股関節を引き込むのがコツですが、一人で行うとなかなかうまくいかないもの。
しかし、パートナーと支えあいながら行うことで重心を後ろに移動させやすくなるため、しっかりと股関節を引き込み腰を落とすことができます。
ただ、どちらかが深くしゃがみすぎてしまうとバランスが崩れてしまうので注意が必要です。
相手と目を合わせ、同じタイミングで同じくらいしゃがむよう、ペースを合わせながら行ってくださいね。
2人でレッスンを楽しむのもおすすめ!
ペアヨガは2人で1つの形をつくり楽しむヨガですが、同じ空間でそれぞれが体を動かすヨガにもまた違った楽しさがあります。
とはいえ、友達や家族、恋人と予定を合わせてヨガスタジオに行くのは時間的にも環境的にもやや難しいですよね。
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外出自粛が長引くこんなご時世だからこそ、親しい人と一緒にヨガでお家時間を充実させてみませんか?
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人数は多くてもOK!?工夫してみんなでヨガを楽しもう
ペアで楽しめるヨガのポーズはまだまだたくさんあります。
今回は2人で行うポーズを紹介しましたが、実は3人でも4人でも楽しめるポーズも多々。
ご紹介したチェアポーズはサークルを作るように手を繋げば、何人参加してもOKです。
ぜひ色々探して、家族や友人とのヨガライフを楽しんでくださいね◎