ヨガスタジオやフィットネスクラブなどで目にすることが増えた「美腸ヨガ」。
「ヨガって内臓に効くの!?」と驚いたり、「内臓を動かすの?」と疑問に思ったりした方も多いかもしれませんね。
その通り、ヨガはポーズを通して内臓に刺激を加えることができるため、腸をはじめとする臓器にアプローチすることができます。
この記事では最近注目が高まっている「美腸ヨガ」とは何かについてを徹底解説!
「美腸ヨガ」の効果やオススメのポーズについてもご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
美腸ヨガとは?
「美腸ヨガ」とは、呼吸やヨガポーズを通して腸に刺激を加え、腸の働きを活性化させるヨガのこと。
腸は大腸と小腸から成り立っており、肋骨のやや下から骨盤内部にかけてぐるぐると広がっています。
そのため、腹式呼吸でお腹を大きく動かすだけでも腸へのアプローチ効果は大。
クラスの最初は呼吸に重点を置く時間を設けるケースも多いです。
その後は体側を伸ばすポーズや体をツイストするポーズを中心に腸に刺激を加えていきます。
また、腸の動きが鈍る原因の一つである内臓下垂を緩和するのも「美腸ヨガ」のポイントの一つ。
姿勢を改善するポーズや頭を下げるポーズで内臓を正しい位置に戻し、腸の働きを整えます。
美腸ヨガの効果
腸は「第二の脳」と呼ばれることもあるほど、心身にもたらす影響が多い臓器です。
最近はテレビ番組でも腸について取り上げられることが多いため、なんとなく重要な臓器だとご存知の方も多いかもしれませんね。
では、「美腸ヨガ」などで腸内環境を整えるとどのようなメリットがあるのでしょうか?
代表的な利点を4つご紹介します。
便秘・下痢の解消
腸内環境が悪い=便秘というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、その通り腸内環境が整うと便秘が解消されます。
ヨガで腸に刺激が加わることで腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が促進されるのです。
また、便秘とは逆で下しやすいという人にも効果大。
腸の働きが活性化されることで消化機能が高まるため、下痢の症状も緩和されやすくなります。
美肌効果
腸内環境の正常化は、美肌づくりにも効果的です。
というのも、排泄がスムーズに行われ腸内がキレイになると、腸がきちんと栄養を吸収できるようになります。
そのため肌に栄養が行き渡りやすくなり、結果的に美肌へとつながるのです。
免疫力アップ
腸には免疫細胞の約8割が集まっていると言われています。
腸内環境が整えば免疫細胞の働きがスムーズになるため、「美腸ヨガ」は免疫力の高い体を作るのにも効果的です。
自律神経の安定
腸はたくさんの神経細胞が集まっているため、自律神経と密接に関係しています。
ストレスや緊張で自律神経が乱れ、便秘や下痢を引き起こしたという経験がみなさんにもあるかもしれませんね。
腸が自律神経の影響を受けているように、自律神経も腸の影響を受けるもの。
そのため、ヨガにより腸内環境が整えば自律神経も整いやすくなるのです。
美腸に導くヨガポーズ5選
ワニのポーズ
- マットに仰向けになる
- 右膝を90度に曲げた状態で持ち上げる
- 右足を左側に倒す
- 右手をまっすぐ右側に伸ばし、右肩をマットにつける
- 右手の指先を見つめ、数呼吸キープする
- 1の姿勢に戻り、反対側も同様に行う
「ワニのポーズ」は体を大きくひねることで腸に刺激を加えるポーズです。
腰痛の緩和や姿勢改善といったメリットもあります。
寝たままできる簡単なポーズなので、朝起きてすぐや夜寝る前など布団の中で行うのがオススメ。
習慣にしやすい上、空腹の状態で行えるため方が腸への刺激が伝わりやすくなります。
ポーズ中は深い呼吸を意識し、お腹をたくさん動かしてみてくださいね。
ガス抜きのポーズ
- マットに仰向けで寝る
- 両膝を曲げた状態で持ち上げ、胸の前で抱える
- 息を吐きながら足を抱き寄せ、お腹と太ももをピッタリ合わせる
- そのまま数呼吸繰り返す
「ガス抜きのポーズ」はポーズ名通り、腸に刺激が加わりやすいポーズです。
お腹の張りを取り除いたり、便秘を解消したりと腸にまつわる不調の改善にとても効果的。
ポイントは太ももを使ってお腹を刺激する意識を持つこと。
単純に小さくまるまるのではなく、股関節を曲げてお腹と太ももをつけることを意識しましょう。
その上で深い呼吸を行うと腸に刺激が加わりやすくなりますよ。
バッタのポーズ
- マットにうつ伏せになり、足を腰幅に開く
- 両手は体側に添えるか、背中側で指を絡める
- 息を吸いながら手を後ろに引っ張り、上体を持ち上げる
- 吐く息に合わせて両足を足の付け根から持ち上げる
- 数呼吸キープする
「バッタのポーズ」はお腹を床に当てることで腸に刺激を加えるポーズです。
その他にも背中の引き締めや腰痛予防、姿勢改善などの効果があります。
しっかりとお腹に刺激が加わるよう、ポーズ中は腹式呼吸でお腹を床に当てるのがポイント。
また、足が開いてしまうと力が逃げやすくなってしまうため、内腿の力を使って腰幅をキープしましょう。
続けていくうちに上半身が引き締まりぽっこりお腹も解消され、美ボディに近づけますよ!
体側を伸ばすポーズ
- ラクな姿勢でマットに座る
- 息を吸いながら右手を持ち上げる
- 吐く息に合わせて右手と体を左側に倒す
- 目線を天井に向け、数呼吸繰り返す
- 1の姿勢に戻り、反対側も同様に行う
「体側を伸ばすポーズ」は、脇腹を伸ばすことで腸に刺激を加えるポーズです。
また、姿勢が改善されることで内臓下垂を改善する効果もあります。
ポーズ中にお尻が浮いてしまうと体側が伸びにくいため、左右均等な力でどっしりとマットに座りましょう。
また、体が前傾すると腸に刺激が加わりにくいので、目線は上へ向けて肋骨を引き上げるイメージを持つと◎
伸ばしているお腹に息を吸い込むような意識で深い呼吸を繰り返しましょう。
三角のポーズ
- 足を肩幅の2倍くらいの広さに開いた状態で立つ
- 右足のつま先は右側、左足のつま先は正面へ向ける
- 両手を肩の高さで左右に大きく広げる
- 右股関節を引き込むと同時に右手を右側に引っ張る
- 骨盤と上半身を限界まで引きあったら、手を上下に広げる
- 目線を上の手に定め、数呼吸キープする
- 1の姿勢に戻り、反対側も同様に行う
「三角のポーズ」も体側を伸ばすことで腸に刺激を加えるポーズです。
インナーマッスルが強化されることで内臓下垂を改善することもできます。
骨盤が後ろに弾けてしまうと体側が伸びにくいため、ポーズ中は骨盤をグッと前に押しだしましょう。
薄い隙間でポーズをとるようなイメージを持つと体側がよく伸び、腸への刺激が強まりますよ。
辛い方は目線を下の手に向けたり、上半身を倒す角度を浅くしたりして負荷を軽減しながら行いましょう。
美腸を目指すならオンラインレッスンもおすすめ!
本格的に美腸作りに取り組みたいという方は、腸にフォーカスしたヨガレッスンに参加するのがオススメです。
といっても、スタジオに通っていなかったり、時間がなくて通えなかったりする人も多いことでしょう。
そんな方は自宅でヨガレッスンが受けられる「オンラインヨガ」を取り入れてみませんか?
classmall(クラスモール)なら腸やデトックスに特化したレッスンがラインアップされていることもあり、美腸作りにぴったりです。
また、朝一番で体を動かすのも腸の活性化に効果的。
オンラインレッスンなら起きてすぐに受講できるので、スタジオレッスンよりもチャレンジしやすいかもしれませんね。
ぜひチェックしてみてください。
ヨガで腸を整えて、心身ともにスッキリを目指そう!
「美腸ヨガ」のみならず、ヨガで腸が整えば心身ともに晴れやかになること間違いなし◎
朝起きてすぐや寝る前など、ヨガを行うタイミングは満腹の状態でなけでばいつでもOKです。
1ポーズずつでもよし、レッスンにチャレンジしてもよし、ご自身の体力やスケジュールに合わせて取り入れてみてくださいね。