両足を前に伸ばして座ったとき、ふと「足の長さが違うかも?」と思ったことはありませんか?
または整体などで「足の長さに左右差がありますね」なんて言われた経験があるという方もいらっしゃるかもしれません。
足の長さが違うなんてにわかには信じがたいことですが、事実、足の長さに左右差がある人はたくさんいます。
いずれも普通に生活できるレベルの差ではありますが、放っておくと腰痛や消化不良など様々な不調を引き起こしてしまうことも。
そうなる前に、ぜひ簡単なストレッチやヨガで足の左右差を解消しましょう。
この記事では足の長さが違う理由やセルフチェック方法、改善に役立つストレッチ&ヨガポーズをご紹介します。
足の長さが違う理由って?
足の長さに違いが出る理由は一つではありませんが、特に多いと言われているのが骨盤の歪み。
下半身と上半身をつなぐ骨盤が歪み左右差が生じると、骨盤からつながっている足にも左右差が現れます。
簡単に説明すると、骨盤が右に傾けば左足の方が短くなり、骨盤が左に絡むけば右足の方が短くなるといった具合です。
ここで注目しておきたいのが、骨盤は上半身と下半身をつなぐパーツであるということ。
骨盤が歪み足の長さに左右差があるということは、歪みの影響が肩こりや腰痛として上半身に出る可能性も高いのです。
これらを解消するには、骨盤まわりの筋肉を緩めて骨盤を正しい位置に戻すのが最善策。
筋肉をほぐすことができるヨガやストレッチを取り入れるのが効果的です。
歪みのセルフチェック方法
骨盤まわりの筋肉をほぐすストレッチ&ヨガポーズの前に、ご自身の歪みをチェックしてみましょう。
「私は大丈夫」と思っていても、知らず知らずのうちに歪みが生じているかもしれませんよ。
- 足を伸ばしてチェック
- マットに座り、両足を自然に前方へ伸ばす
- ややつま先を伸ばし、親指の位置で左右差を確認する
- 膝を曲げてチェック
- マットの上で正座になるか、正座の状態から膝をつけたまま足を開きお尻をマットに下ろす
- 膝の位置で左右差を確認する
いかがでしたか?
骨盤の歪みはどちらかが上がる・下がるといった単純なものではありませんが、足の長さからある程度の傾向がわかります。
右足が長かった方は右に、左足が長かった方は左に傾いている可能性が高いと言えるでしょう。
足の長さが整うストレッチ&ヨガポーズ
ワイパーストレッチ
- マットに仰向けで寝る
- 両膝を90度に曲げて立て、足幅を腰幅よりやや広めに開く
- 両膝を左右にテンポよく倒す
- 30〜60秒間繰り返す
「ワイパーストレッチ」はお尻や股関節など、骨盤まわりの筋肉を広くほぐすことができるストレッチです。
腰まわりがマットに当たることで、背面の筋肉までほぐすことができます。
上記では体を動かし続けるパターンをご紹介しましたが、両膝を倒したままじっくりキープするのもオススメ。
その場合は顔を膝と逆方向に向けるようにすると、腰まわりまでしっかり伸ばすことができますよ。
寝たままできるので、朝起きたときや寝る前などに取り入れてみてくださいね。
ツイストストレッチ
- マットに両足を伸ばした状態で座る
- 右膝を立て、左足をまたぐようにして右足を左足の外側に置く
- 左手を右足の外側にかけ、息を吐きながら上半身を右にひねる
- 数呼吸キープする
- 1の姿勢に戻り、反対側も同様に行う
「ツイストストレッチ」は「ツイストポーズ」としてヨガでも親しまれているストレッチのひとつ。
骨盤まわりだけでなく腰や背中も伸ばすことができます。
背骨が曲がったままツイストすると深くひねることができないため、背骨を伸ばした状態からツイストするのがコツ。
息を吸って背骨を伸ばし、吐く息に合わせてヘソから深くひねってみましょう。
腰まわりがよく伸びて、腰痛の緩和や姿勢改善といった効果も発揮しますよ。
ワニのポーズ
- マットに仰向けで寝る
- 右膝を曲げて立てる
- 息を吐きながら右膝を左側に倒す
- 左手は右膝を抑え、右手はまっすぐ右側に伸ばす
- 目線を右手の指先に定め、数呼吸キープする
- 1の姿勢に戻り、反対側も同様に行う
「ワニのポーズ」もツイストポーズの一種。
寝たままできて簡単なのに、骨盤まわりや腰、背中など広い範囲を一度に伸ばすことができます。
ポーズのポイントは、両肩をしっかりとマットにつけること。
足を倒すと片方の肩が床から浮きやすくなってしまいますが、足を倒すのは肩が浮かない範囲でOK。
その方が腰まわりをしっかりと伸ばすことができます。
花輪のポーズ
- 足を腰幅に開き、つま先を外側に向けた状態で立つ
- 息を吸いながら両手を天井に向かって伸ばし、合掌する
- 息を吐きながら手を胸の前に下ろし、同時に膝を曲げしゃがみこむ
- 左右の肘と膝をそれぞれ合わせ、強く押し合う
- 背骨をまっすぐに伸ばし、数呼吸キープする
- そのままお尻を床に下ろすか、立ち上がり1の姿勢に戻る
「花輪のポーズ」は股関節や骨盤まわりをほぐすことができるポーズです。
骨盤の歪み解消だけでなく、股関節の柔軟性アップにも効果的。
ポーズ中は肘と膝でしっかりと押し合うこと、そして背骨をまっすぐ伸ばすことが大切です。
肘で股関節を開いたら吸う息で背骨を伸ばし、吐く息に合わせて尾てい骨を床に近づけてみましょう。
よりポーズが深まります。
お尻歩き
- 足を伸ばした状態で座る
- 両肘を軽く曲げ、体の横に添える
- 股関節から足を前に押し出し、お尻を使って前方へ歩く
- 一定のところまで歩いたら、今度はお尻を使って後ろへ下がる
- 3-4を数往復繰り返す
「お尻歩き」は骨盤の歪みを整えるのに効果的なエクササイズです。
お尻を大きく動かすことで、骨盤を囲む筋肉だけでなく骨盤内部の筋肉までアプローチすることができます。
最初はなかなか難しいかもしれませんが、慣れてきたらできるだけ1歩を大きくするのが効果を高めるポイント。
上半身をブンブンと動かして進むのではなく、お尻から足を前に出すイメージで行いましょう。
オンラインレッスンなら歪みのない体になれる!?
骨盤の歪みの影響が出るのは、足の長さの違いだけではありません。
肩こりや腰痛など、上半身にも何らかの影響が出ることが多いです。
そしてもし肩こりや腰痛を感じているのなら、一部の筋肉がこり固まり新たな歪みが生じている可能性もあります。
全身の歪みを解消するなら、骨盤を中心に全身をバランスよく動かすのがオススメ。
ただ、自分一人で行うのは難しいですよね。
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毎日のケアで歪みのない体を目指しましょう!
足の長さの違いは、骨盤の歪みが生み出す様々な症状のうちのたった1つにしかすぎません。
しかし、それに気づけたなら大金星!
骨盤の歪みを解消するストレッチやヨガを行うことで、他の不調も改善できるかもしれません。
効果を高めるポイントは、継続的にケアを行うこと。
可能であれば毎日、1動作でもいいので取り入れてみてください。
骨盤の歪みが改善されるにつれて全身の歪みも徐々に改善され、様々な不調がスッキリするはずですよ!
体の変化を楽しみながら取り組んでみてくださいね。