チャンティングって何?ヨガのときに唱えるマントラの意味とは?

チャンティングとは?

チャンティングは英語で、詠唱するという意味。ヨガのレッスンの始まりや後にマントラを唱えることに当たります。

ヨガのチャンティングは、基本的にはサンスクリット語なので、

意味がわからない。
何を言っているのか全く不明。
と、初心者には驚かれることもあります。

マントラはインドから中国へ伝わり、さらに日本では仏教のお経となっています。内容は、基本的に平和や健康を願うものばかりです。マントラの意味や由来を理解していくことで、ヨガをさらに楽しむことができますよ。

マントラとは?

マントラとは、 サンスクリット語で「Mantra」Manaは考えること、Traは開放することを意味します。元々は、インドの賢者や僧侶が唱えていたと言われています。

「オーム」や「シャンティ」はヨガのレッスンで聞いたことがある人もいるでしょう。また、アシュタンガヨガでは、始まりと終わりにマントラを唱えます。

ヨガではなぜマントラを唱えるのでしょう?

マントラを唱える理由とは?

マントラを唱える理由はインストラクターによっても違います。

  • ヨガを考えた先人たちに感謝をするため
  • ヨガの練習で怪我なく行えるように願うため
  • 瞑想に入る準備をするため
  • 音のバイブレーションを感じるため
    など、さまざまな理由があります。

唱えることによって、心を整えヨガに集中できるという人もいるでしょう。マントラ音楽はのんびりとした音でリラックスできるという方もいらっしゃいます。

マントラを唱える理由は、それぞれが決めても良いのです。

まずは、ヨガへ意識を向けるために行ってみると良いでしょう。

マントラの効果とは?

マントラを唱えることで、雑念を捨て瞑想に集中できるという方も少なくありません。音や唱えることで自分自身に集中することができるからです。

ヨガの代表的なマントラに「オーム」というものがあります。「オーム」の音は、世界の始まりの音と表されています。みんなで唱えるとハーモニーになって、心地よい音を奏でます。音のバイブレーションで、世界とのつながりを感じる方もいらっしゃいます。音による振動は、チャクラを活性化するとも考えられているのです。

初心者でも、みんなで唱えるマントラの音を気持ちよく感じることができます。まずは、難しく考えずに、唱えたときの振動やハーモニーを感じてみましょう。

ヨガのレッスンでチャンティングする

チャンティングは音のヨガとも言われ、その効果が認められています。カリフォルニア大学での研究によると免疫システムに向上がみられ、うつ症状の軽減がみられた発表もされているのだとか。

チャンティングについて詳しくみていきましょう。

チャンティングはどんな風にするの?

チャンティングするときは、マントラを覚えてないとできないのでは?と不安に思う方もいらっしゃるでしょう。

ヨガのレッスンでは、インストラクターが唱えた後に唱えることが多いので、完全に覚えてなくてもチャンティングに参加することができます。

とは言え、意味がわからなくては気持ちも入りませんよね。少し勉強をするのもおすすめです。

チャンティングする効果とは?

チャンティングをレッスンの前にするとこれからヨガをするぞと気持ちが引き締まります。集中力の向上にも効果的です。

サンスクリット語を考え唱えることに集中すると他のことを考えることがなくなります。雑念を払い、ヨガや自分の身体に意識を向けやすいと言えるでしょう。

ヨガの代表的なマントラの意味を紹介

ヨガのマントラはたくさんの種類があります。今回はその基本的なものをご紹介します。

オーム(OM)とは

ヨガの基本のマントラ「オーム」は、「OM」もしくは「AUM」と表されます。世界の始まりの音、ブラフマン(宇宙の根本原理)の音などと言われることも。

「a」の音で始まり、「u」「m」と続きます。日本でも「阿吽(あうん)」の呼吸などといいますが、これもサンスクリット語が由来となっているそうです。

「AUM」の音はそれぞれに意味を持っていると言われています。

「a」:始まりの音・起きている状態・過去

「u」:維持している音・夢をみている状態・現在

「m」:終わりの音・睡っている状態・未来

「AUM」は全てを象徴する音であると伝えられているのです。

シャンティ(Shanti)とは

チャンティングを聞いている中に「om shanti shanti shanti hi」とシャンティを唱えるのを耳にしたことがある方も少なくないでしょう。

シャンティは、ヨガスタジオの名前などにもよく使われていますよね。シャンティは「平和・平穏・休息」などを意味しています。シャンティを3回唱えながら、それぞれに対象を変えて、願い唱えるとされています。

  • 1回目:自分自身に向けて平穏であれ
  • 2回目:周りの人に向けて平和であれ
  • 3回目:自然や世界全てのものが幸せであれ

そんな3つの平和を願うチャンティングなのです。

アシュタンガの始まりのマントラ

アシュタンガヨガを体験したことがある方は、レッスンのはじめにマントラを唱えたことがあるでしょう。

始まりのマントラは、ヴェーダンダ学派の開祖としても知られるインド哲学者のシャンカラチャリアによって作られました。

チャンティングすることによって、心を鎮めヨガに集中する効果があるとされています。

OM(オーム)

ヴァンデー・グールナム・チャラナラヴィンデー
Vande Gurunam Charanaravinde

サンダールシッタ・スワートマ・スカーヴァ・ボーデー
Sandarshita Svatma Sukava Bodhe

ニー・シュレヤセー・ジャンガリーカーヤーマネー
Nih Sreyase Jangalikayamane

サムサラー・ハーラハラ・モーハーシャンティエー
Samsara HalahalaMohashantyai

アーバーフー・プルシャーカーラム
Abahu Purushakaram

シャンカチャクラシー・ダーリナム
Shankhacakrsi Dharinam

サーハスラー・シラサム・シュウェタム
Sahasra Sirasam Svetam

プラナマミー・パタンジャリム
Pranamami Patanjalim

オーム
OM

アシュタンガの始まりのマントラでは、ヨガの師に感謝と敬意を示しています。

アシュタンガの終わりのマントラ

終わりのマントラは、平和・平穏を願うものです。

Om

スワスティ プラジャービアハ パリ パーラ ヤンタン
swasthi-praja-bhyah pari-pala yantam

ニャイェーナ マールゲーナ マヒン マヒーシャーハ
nya-yena margena mahim mahishah

ゴー ブラフマネー ビャハ シュバマストゥ ニティヤン
go-brahmane-bhyah  shubamastu nityam

ローカーハ サマスターハ スキノー バヴァントゥ
lokah samasthah  sukhino bhavanthu

オーム シャーンティ シャーンティ シャーンティヒ
Om Shantih Shantih Shantih

ここでもシャンティを3回ほど唱えています。まずは、シャンティの意味を覚えて、唱え始めると良いでしょう。

難しく考えずに聞いているだけでもOK

マントラの意味はなんなのか?言葉で理解しようとしても、日本語の訳からは捉えきれないものもあるとされています。かといって、サンスクリット語を学ぶのは大変ですよね。

初めはマントラは聞いているだけでも構いません。唱えられるところだけ唱えてみても良いのです。マントラを唱えることでヨガに集中することができるという方もいらっしゃいます。

意味を知り、言葉にすることは大切ですが、難しく考えすぎてはいけません。

もちろん、単純になんと言っているのか理解したいと学ぶ方も少なくありません。マントラやチャンティングを学びたい方は、講座やワークショップに参加したり、本で学んだりするのが一般的です。CDやDVDがついているものもあります。マントラを唱える流派やインストラクターを探してみるのも良いでしょう。

チャンティングでヨガの魅力を味わおう!

初めての人には、手軽に聞くことができるマントラ音楽がおすすめです。Deva Premal(デヴァ・プレマール)やWah!(ワオ!)、Daphne Tse(ダフネ・ツェ)、Snatam Kaur(スナタム・カウア)などマントラミュージックで人気の歌手のものを探してみましょう。

素敵な歌声とゆったりとした音楽は、まさにヨガに最適。リラックスしたいときなどにもおすすめです。ヨガのレッスンで流すインストラクターも多いです。オンラインヨガを自宅で行うときにかけても良さそうですね。

classmall(クラスモール)ではいろんなレッスンを開催。ゆったりとしたマントラミュージックに合わせながら、ヨガを楽しんでみませんか?

この記事を監修してくれたのは

栗原ともこ
栗原ともこ
パティシエの仕事でフランスやカナダへ滞在後、Vancouverで大自然やヨガに出会い、ヨガインストラクターへと転身。ヨガとパティシエ=健康と食を中心に発信を続けています。解剖学や陰ヨガを学び、これからの健康を考えるヨガを伝えて行けたらと活動をしています。続けることで一歩一歩かわることがある、そんなヨガをライフスタイルに。

投稿者: 栗原ともこ

パティシエの仕事でフランスやカナダへ滞在後、Vancouverで大自然やヨガに出会い、ヨガインストラクターへと転身。ヨガとパティシエ=健康と食を中心に発信を続けています。解剖学や陰ヨガを学び、これからの健康を考えるヨガを伝えて行けたらと活動をしています。続けることで一歩一歩かわることがある、そんなヨガをライフスタイルに。