冷え性をヨガで改善しよう!身体を温める温活ポーズで冷え対策

夏も冬も身体が冷えて仕方がない!冷え性とは?

夏はエアコンにやられ、冬は寒さにやられ、実は一年中冷え性に悩んでいるという方も多いのではないでしょうか?運動をしたり、身体を暖めたりとしても、なかなか温まらないと感じる方も多いでしょう。肩こりや頭痛といった症状に悩む方もいます。

冷え性を気にせずに元気に過ごすためにも、その原因について考えてみましょう。

慢性的に冷えを感じる方は、いくつかの複合的に絡み、症状となって現れている場合がほとんどです。冷え性の原因としては、以下のようなものが考えられます。

冷え性の原因

  • 体質や体格によるもの
  • ストレスによる自律神経の乱れ
  • 食生活や睡眠など生活習慣の乱れ
  • 運動不足による筋力低下
  • 仕事などで同じ姿勢でいること

体が冷えてしまうのは、体温を調整する血流が大きく関係してきます。

手や足は、冷え性が続くと血流そのものが悪くなり、毛細血管がゴースト化してしまうことも。毛細血管は、血流が流れなくなると消えてしまうのです。

実際に冷え性の人の血管は、そうでない人よりも硬くなってしまっていると研究結果も出ているそう。

最新研究で分かってきた衝撃の新事実。それは、冷え症の人は普通の人より血管が硬くなっている、つまり老化しているということです。冷え症の原因は手先や足先の血液の循環が良くないことが原因のひとつとされています。どうやら、その血液の循環の悪さが血管を老化(硬く)させてしまっているようなのです。

https://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20170208/index.html

冷えは、体温調整がうまくできていない証拠でもあります。不規則な食事や生活、運動不足などにより、体温調整を司る自律神経が乱れているのも原因となっているのです。

自分の体が冷えている原因を突き止め、それに向けて解決をしていきたいですね。

冷え性を改善した方が良い理由

冷え性が慢性化していて、もう諦めてしまっているなんてことありませんか?

冷え性を抱えたままでは、血液の流れは悪くなっていく一方です。身体の代謝やエネルギーの補給など様々な作用を持つ血液の流れが悪いと、身体の不調の原因ともなります。ひどくなると、血栓なども心配されるようになるのです。

冷え性は、以下のような症状を引き起こすこともあります。

  • 肌荒れ・かさつき・くすみなどの肌症状
  • 腰痛・頭痛などの痛み
  • 皮膚疾患・アトピーなど
  • トイレが近い(膀胱炎)
  • 便秘や下痢になりやすい
  • 風邪や喘息になりやすい

冷え性は普段でも風邪を引きやすくなったり、貧血になったりと不調の原因ともなるのです。

仕事などで頑張りすぎたり、人間関係に悩んだりとストレスを抱えている人は、不眠や生活の乱れによって冷え性になりやすい状況です。ストレスと冷え性の悪循環に陥ってしまっている方ほど、冷え性がなかなか治らないと悩むことに。

身体を温めることは、風邪などの感染症の予防にも繋がります。元気に過ごすためにも、冷え性を改善することをおすすめします。

ヨガで冷え性は改善できるのか?

ヨガは、身体を巡る血液やリンパ液の流れを促進してくれるので、冷え性改善に効果を期待できます。それ以外にもヨガの効果は、冷え性改善には有効なものが多いのです。

詳しくみていきましょう。

冷え性解消に効果的なヨガのポイント

  • 筋肉を鍛える・活発にする
  • 基礎代謝の向上
  • 血液やリンパの流れを促進
  • 呼吸法で身体の芯を温める
  • コリなどの痛みを改善
  • リラックスしてストレス解消

ヨガをしているけど、あまり冷え性が改善したと実感はしていない方も多いのではないでしょうか?冷え性が慢性化していると治すことは簡単ではありません。体質や体格によっても効果は違ってきます。
また、常にストレスと冷え性の悪循環にいると改善がなかなか感じられないこともあるでしょう。

冷え性を解消するために自分には何が必要なのかを考え、ストレス解消するために受けたり、運動不足解消のために受けたりとレッスンを組み合わせていくことが必要です。身体を温めることを目的とした温活ヨガなどもあります。

定期的に自分に合ったヨガのレッスンを受けることで、冷え性の改善が期待できるでしょう。

温活に大事な第2の心臓とは?

冷えて凝り固まった身体を温めるには、全身を動かすヨガなどが効果的ですが、日中いつでもできるかと言われると難しい方もいらっしゃいますよね。

そんな時には、椅子に座っていても立っていてもできる「ふくらはぎの運動」をおすすめします。ふくらはぎは、下半身にたまったリンパ液や血流を流してくれる「第2の心臓」と呼ばれています。立ちっぱなしや座りっぱなしだと、筋肉を使わずに流れが滞りがち。

「ふくらはぎの運動」は、かかとを上げたり下げたり、つま先を伸ばしたりかかとを蹴り出したりと、どんな姿勢でもできる運動です。ぜひ休憩の合間に試してみてください。

ふくらはぎの運動

  1. かかとを床につけて姿勢を正す
  2. 吸う息でかかとをあげて、つま先立ちになる
  3. 吐く息でかかとを下ろす
  4. 30回程度行う

座っている時は、かかとを上げたり下げたりと動かしましょう。座っていても、立っていても繰り返せる動きです。仕事などの合間にもぜひ試してみてください。

同時にアキレス腱伸ばしなどを行ってあげたり、軽く散歩をしてあげたりするとより効果的です。夜寝る前に足をあげて、足首を動かしてあげたりするのもおすすめ。むくみ対策にもなりますよ。

休憩スペースなどを利用して、身体を温めるヨガのポーズをしてみるのも良いでしょう。

ヨガで冷え性を改善!おすすめ温活ヨガポーズ

それでは、冷え性に効果のあるヨガのポーズをご紹介します。ぜひ、隙間時間などにも行ってみてください。

三角のポーズ

  1. 両手を腰に置いて、マットの前に立つ
  2. 右足を一歩大きく引いて、かかとをマットにつける
    つま先をマットと平行に90度開いて置く
  3. 両手を肩の横に床と平行・前後に開く
  4. 息を吐きながら、骨盤を動かさないようにして上体を前方に倒す
    腰を丸めずに倒せるところでキープしましょう。
  5. 左手を足に添わせて、右手を天井に伸ばす
  6. 5〜10呼吸キープする
  7. 反対側も行う

背中や腰が丸まったり、引けてしまわないように上体を倒す角度を気をつけましょう。股関節の開きや体側の伸びが身体の巡りを良くしてくれます。

ダウンドッグのポーズ 片手バージョン

  1. 四つん這いから、お尻をかかとに落とし、両手を前に伸ばす
  2. 吸う息でお尻を持ち上げて、背中を伸ばす
  3. 両手と足の力を均等にして、右手を離す
  4. 右手で右足首を触れる
  5. バランスを保って、5呼吸ほどキープする
  6. 反対の手も挑戦する

バランスキープが難しいポーズです。初めての人は、離す方の手をを指先だけ置いてみるのも良いでしょう。バランスキープできるようなら、手を離して足へと持っていきます。呼吸を止めないように気をつけましょう。

英雄のポーズ2

股関節を開き、下半身から温める作用のあるポーズです。しっかりとした呼吸を入れるとより身体が温まります。

  1. マットの前に立ち、両手を腰に置く
  2. 右足を大きく一歩後ろに引いて、かかとをマットにつける
    つま先をマットと平行に90度開いておきましょう。
  3. 前の足の膝を曲げて踏み込む
  4. 両手を肩の横・前後に広げて、背筋を伸ばす
  5. 胸を開いて、5呼吸ほどキープする
  6. 反対側も行う

下腹部を引き締めて、両足でバランスよくマットを踏み込みましょう。上体が前に倒れがちにならないように気をつけます。

ヨガで冷え性を改善したい!

ヨガは呼吸をすることで身体が温まりやすく、血流の流れを改善してくれます。夜にリラックス系のヨガを行えば、冷え性の原因となるストレスや疲れの悪循環から抜け出すこともできるでしょう。

筋力を鍛え、体内の熱量を増やすことも冷え性を改善する手助けとなります。定期的にヨガを行うことは、冷え性の改善に繋がるのです。

classmallでは、身体を温めてくれる効果のあるヨガを多数開催しています。寝る前に橋本 あん先生の「リラックスヨガ」や高橋 エマ先生の「ヨガニドラー」などでストレスを解消してあげると冷え性改善により効果的。

ヨガのレッスンをうまく取り入れて、温かい身体を目指しましょう。夏に向けては、エアコンの冷え対策。冬に向けては寒さ対策としてヨガを初めてみませんか?

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投稿者: くりとも

パティシエの仕事でフランスやカナダへ滞在後、Vancouverで大自然やヨガに出会い、ヨガインストラクターへと転身。ヨガとパティシエ=健康と食を中心に発信を続けています。解剖学や陰ヨガを学び、これからの健康を考えるヨガを伝えて行けたらと活動をしています。続けることで一歩一歩かわることがある、そんなヨガをライフスタイルに。